看護師の皆さん、賠償責任保険に入っていますか?

もうすぐ保険の更新だ。掛け金、高いんだよね…泣



看護師の賠償責任保険って、そもそも必要なのかな?



保険には入りたいけど、種類がたくさんあってどれがいいのか分からない…
中には
- 新人の頃に加入したまま何年も見直していない
- 特に必要性を感じず未加入のまま
という方もいらっしゃるかもしれません。



私は現在のクリニックで勤務するようになってから、看護師賠償責任保険に加入しました。
私のように、転職をきっかけに保険を見直す方も多いかもしれませんね。
この記事では、保険の必要性や、おすすめの保険についてご紹介します。
- 看護師賠償責任保険の必要性
- 私が保険に加入した理由
- おすすめの看護師賠償責任保険
- 保険に入った方がいいのか悩んでいる
- どの保険がいいのか迷っている
こんな方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
看護師賠償責任保険ってそもそも何?
看護師賠償責任保険とは、もしもの医療事故や、ミスに備えるためのものです。
- 患者に障害を負わせてしまった
- 患者のメガネを落として割ってしまった
- 患者にプライバシーの侵害で訴えられた
こんなことが起こった際に、費用を補償してくれるものです。



看護師として働く上で、自分を守るための制度だよ!
私が保険に加入した理由
保険の必要性が感じられなかった新人~病棟時代
私が看護師になって最初に「賠償責任保険」という言葉を耳にしたのは、入職してすぐの頃です。
看護協会への入会と共に、賠償責任保険への加入を勧められます。
しかし、その当時、『自分が医療ミスをして訴えられること』を具体的にイメージすることができませんでした。


実際の臨床現場で働くこと自体が初めてなのですから、仕方ないですね。
また、看護協会の賠償責任保険制度は掛け金は数千円ですが、協会の年会費が高額です。
社会人になったばかりでお金に余裕がなかった当時、会費や掛け金は負担に感じるものでした。
- 『自分が訴えられること』をイメージできなかった
- 会費や掛け金が負担だった
結局、このような理由から保険には加入しませんでした。
転職をきっかけに保険について考える【病棟とクリニックの違い】
その後、わたしは病院を退職し、一般内科のクリニックへ転職。
クリニックで働き始めると、病棟との様々な違いに戸惑いました。
1)採血や注射の機会が多い
まず、病棟で働いていたときよりも、採血や点滴、注射を行う機会が圧倒的に多いということに驚きました。


私は以前ICU(集中治療室)に勤務していたのですが、ICU患者さんはA-line、V-line、CVが挿入されていることが多いので、針を刺して採血したり、ルート確保の機会はほとんどありませんでした。
ところが、クリニックで働き始めてから、多いときには一日10~20人の採血や点滴を行うように。
血管は人ぞれぞれ。高齢で弾力が無い、蛇行している、細いなど、難しい血管のことも多いです。失敗することもあります。
➡ 採血や注射、点滴の機会が増え、内出血・点滴の漏れ・しびれなどの神経障害を負わせるリスクが高くなった。
2)患者の気質や雰囲気の違い
入院と外来では、患者さんの気質や雰囲気も違う印象を受けました。
患者さんに「採血したあと、内出血した」と腕の写真を送りつけられたことがあります。


内出血は採血後の止血・圧迫が不十分であったことだけではなく、採血部位を揉んでしまった、採血した腕で血圧測定をした、腕に重い荷物をかけてしまったことなども原因となります。
必ずしも看護師のミスというわけではないのですが、「おたくのせいで内出血した!」と憤慨される方がいるのも現状です。
➡ 「明らかな自分のミスではなくても、理不尽な理由で訴えられることがあるかもしれない」と感じるように。
また、持病等で長期間通院されている方は、ある意味で『採血慣れ』をしています。
以前、採血で失敗してしまったとき、「今までたくさん採血してきたけど、失敗されたことなんて一度も無かったわ!」と怒られてしまいました。
血管にはコンディションがあります。その日の体調や、食事・水分摂取量によっても血管って変わってくるんですよ・・・。っていうのは私の言い訳ですかね(泣)



僕たちは人間なので、失敗もします。
➡ 外来患者の雰囲気や質から、「いつ訴えられてもおかしくない」と思うように。
3)個人が特定されやすい環境
そして、なんといってもクリニックは小規模で看護師が少ないため、個人が特定されやすいです。
患者さんは「あの看護師の採血は上手」「あの看護師の採血は痛い、下手!」など、看護師のことをよく見ていて、顔も覚えています。
4)人間関係の構築が不十分
以前であれば、ミスしたとき、信頼できる上司がフォローしてくれたり、同僚が相談に乗ってくれる環境がありました。
しかし、新しい職場ではまだ周囲との信頼関係が築けていません。何かあったときに、相談したり、頼れる人はいないのです。
- 注射や採血、点滴の機会が増えたことで、神経障害を負わせるリスクが高くなった
- 小規模のクリニックのため、個人が特定されやすくなった
- 外来患者の質、雰囲気
- 新しい職場で周囲との信頼関係の構築が不十分
こんな状況から、
- 医療ミスとして訴えられることがあるかもしれない
- 訴えられたとき、誰も守ってくれない
と思うようになり、看護師として働くことに不安を覚えました。
そして、看護師賠償責任保険の必要性を強く感じるようになったのです。
看護師賠償責任保険に加入 おすすめの保険はこれ!
看護師賠償責任保険の必要性を強く感じた私は
- すぐに入れる(ネット等で簡単に)
- 掛け金が負担でない
- 保障はしっかり
こんな保険を探しました。
そこで外来で勤務する友人からおすすめされたのが、ナース専科の看護師賠償責任保険。
掛け金は、なんとたったの年間1,580円!
ナース専科なら、掛け金以外の負担はありません。少ない金額で、保障もしっかり。



年度の途中でしたが、ネットですぐに加入できたので安心でした!!
就職先が変わっても加入し続けられる点も、嬉しいポイントです。
結局、保険っている?いらない?



こころちゃんは、転職をキッカケに保険の必要性を感じたと言っているけど、結局、保険って必要なのかな?



看護師賠償責任保険は必要 と言えるよ!
看護師は人間であって、完璧ではありません。
疲れているときや、忙しいとき、集中力が途切れ、普段なら失敗しないようなことでも、失敗する可能性があります。
あなたも夜勤明けでヒヤっとした経験はありませんか?
ヒヤリハットやインシデントが重大事故に繋がることも十分あり得ます。
ひと昔前とは違い、医療従事者は近年ひとつの職業人として注目度も高く、社会に与える影響や、その責任は大きいのです。



自分を守るために、保険への加入は必要なんだね!
まとめ ~安心して働き続けるために~
いかがでしたか?
看護師として働く以上、様々なリスクは避けられません。
万が一の時に備えて、安心して働き続けたいですね。
私はナース専科の賠償責任保険に加入していますが、様々な種類の保険がありますので、掛け金や補償内容を見比べて、ぜひ自分に合った保険を探してみて下さいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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